休職の生活

休職する。

とりあえず有給がある分は使ってくれるそうだ。
私はオタクだったので貯蓄はない。アニメにつぎ込んでいた。
金銭面の心配、先の見えない不安。もうしんどい。

しかし、それよりも本当に身体が動かないのでそれだけで何日か潰れた。
動いてもトイレ位だ。

お金は「傷病手当て」を利用し、とりあえず働けない間のお金は確保した。
この頃に私は軽い拒食症になっていて1日の食事がチョコパイ1個だった。
お腹が空かないのである。動かなくても減るはずの空腹がこなかった。
人間の三大欲求の食欲・性欲・睡眠欲が機能していなかった。

もともとデブだったが今の体重より10キロやせていた。
今は見事に白米大好きになってる。

睡眠は睡眠薬で2、3時間ごとに起きる。睡眠薬もあまり効いていなかった。
起きている、というか意識があるだけでつらいので1日に何回も睡眠薬をのんだこともあった。
生きていることがつらくて涙が出たこともある。
人は何故生きるのか、とか考えたり自分が生きている意味を考えたりしていた。

2週間に1回、メンタルクリニックに行き合う薬を探したり強くしてもらっていた。

これを1年繰り返す。

カウンセリングをしていくなかで、記憶が曖昧になったり話したいことがあっても思考が動かないことも多くなり、日記をつけるようになる。
これが今になり形にするための役にたつのはありがたい。
とりあえず、今に繋げる為にポイントで書いて、もし興味がある人がいたり聞かれたら書きたい。
というのも今実家にあるからだ。

休職して1年が経とうとしていたが、良くなることはなかった。
私はお金にも困り、母に助けを求めたが、、駄目だった。母も私を助ける余裕なんてなかった。

誰もいない、その時助けてくれたのは父だった。
私が成人を迎えると共に母は父と正式に離婚をしていて私は名字を変えることはなかったが、母方についているつもりだった。
それでも父は私を援助してくれ、居場所をくれる。

私は退職し、生まれ育った田舎に帰ることになる。

余談だが、寮を出るにあたって掃除や荷物をまとめるのはかなり大変だった。
動いた次の日は寝込む、これを繰り返した。
ほんとよく頑張ったと今でも思う。。

田舎に帰る方法もお金が無いので夜行バスだ。
これもかなり身体にこたえた。。